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 人はなぜ筋トレをしたほうがいいのか?

 まず筋トレをいつごろから人間はやり始めたのだろう。「筋力トレーニング法100年史」窪田 登著を読んでみますと、紀元前2500年前のエジプトでは、何らかの筋力トレーニングが行われていたという。また、アイルランドでは、そのころ重いものを遠投するという競技が行われていたという。紀元前540年頃イタリア南部のミロという怪力ものの記録には、講師を毎日担いで歩くトレーニングをしていたという。講師は日に日に大きく、重くなっていきそれに耐えるというのは、現代の漸進性過負荷の原則の考えが当時から行われていたのかもしれない。

 その後かなり時が経ち、近代のウエイトトレーニングは19世紀後半ごろに、東プロシャ出身のユージン,サンドウという人によって確立されていったという。彼は近代トレーニングの父といわれている。

 そして近年では、日本においても、健康維持、スポーツパフォーマンスの向上、リハビリテーション、美容目的など様々な目的で筋トレ(レジスタンストレーニング)が日常の一部になってきています。

 近代では、エビデンスも簡単に知ることができるし、そこから少しずつキロ待ってきています。人類の歴史から見ても、人類史と筋トレは古くからの付き合いです。エビデンスとしても歴史で見ても筋トレをすることは自然なことなので、筋トレをしないことのほうが不思議なくらいに思えてきた今日この頃です。

参考文献 筋力トレーニング法100年史 窪田 登著

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